政府の地震調査委員会は15日、マグ二チュード8～9程度を想定する南海トラフ巨大地震の発生確率を「80％程度」に引き上げました。

毎年1月に時間経過を反映して再計算しているようです。
昨年までは、「70～80％」だったものが今回の調査で引き上げ。

今できる備えは？

●備蓄の準備
南海トラフ地震によってライフラインが止まっても、3日間～1週間程度は自力で生活できるよう飲料水や非常食などを備蓄しておくことが望ましい。
被害の範囲が非常に広いとされているため、1週間分以上の備蓄があると安心です。

●非常用持ち出し袋の準備
家庭での備蓄だけでなく、非常用持ち出し袋の準備。
（飲料水・携帯ラジオ・衣類・履物・食料品・マッチやライター・貴重品・懐中電灯・救急セット・筆記用具・雨具（防寒）・チリ紙など生活に欠かせない用品です）

●家具類の転倒・落下・移動の防止
・転倒防止金具などで固定し、倒れにくくしておく
・サイドボード、食器戸棚、窓などのガラスが飛散しないようにしておく
・本棚や茶ダンスなどは、重い物を下の方に収納し、重心を低くする
・棚やタンスなどの高いところに危険な物を戴せて置かない
・食器棚などに収納されているガラス製品（ビン類など）が転倒したり、すべり出さないようにしておく

●家屋や塀の強度の確認
家屋の耐震診断を受け、必要な補強をしておく。
ブロックやコンクリートなどの塀は、倒れないよう補強しておく。

南海トラフ地震はいずれ起きる可能性が高く防ぐことはできません。
できる限りの対策をしておくことで「減災」することが可能です。
まずは身近な地震対策から始めてみてはいかがでしょうか。