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豆知識

豆知識 電気!!
2025.03.13
Category:豆知識

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アンペア数を正しく設定すれば、快適な電気の使用と電気料金の節約を両立できる可能性があります。

アンペアの基礎知識から契約アンペア数の具体的な決め方について詳しく解説

1.アンペア(A)とは?
アンペア(A)は、1秒間に回路を流れる電気の量を示します。
各家庭やオフィスで使用する電力契約の重要な指標です。
同時に使用できる電気の最大容量を契約アンペア数といいます。
契約アンペア数を超える電気を使用するとブレーカーが落ちる原因となります。

2. アンペア数と基本料金の関係
契約アンペア数が高いほど使える電力量は増えますが、基本料金も高くなります。
契約アンペア数が高いほど基本料金が高くなるため、必要以上に高いアンペア数で契約をすると、不必要な基本料金を支払うことになります。

3. ボルト(V)との違い
ボルト(V)は電圧の単位であり、電気を押し出す力を示します。
電流を流すために必要な圧力のようなもので、数値が高いほど強い圧力であることを意味します。日本のご家庭の場合、通常は100Vとなっています。

アンペアとの違いは、アンペアが電気そのものの量を表すのに対し、ボルトは電気を流すための力を示している点です。

4.ワット(W)との違い
ワット(W)は電力の単位で、1秒間あたりに消費される電気エネルギーを示します。
電圧(V)とアンペア(A)の掛け算「V×A」で計算されます。
例えば、100Vで10Aの電流が流れる場合、消費電力は1,000Wとなります。

アンペアとの違いは、アンペアが電気そのものの量であるのに対し、ワットは消費される電気の大きさを示しています。

★契約アンペア数を調べてみよう!
●ウェブ検針票で確認
ウェブサイトにログインします。ログインにはアカウントが必要です。
アカウントを持っていない場合は事前に登録をおこないましょう。

●分電盤(ブレーカーボックス)で確認
分電盤の主幹ブレーカーを探します
主幹ブレーカーは通常、他のブレーカーよりも大きく、上部に設置されています。
このブレーカーに記載されている数値(30A、40A、50A、60Aなど)が現在の契約アンペア数となります。

★契約アンペア数を見直すメリット
●ブレーカーが落ちるのを防げる
アンペア数が少なすぎると、必要な電力を供給できず、頻繁にブレーカーが落ちることになります。特に、冬場の暖房器具の使用時や複数の大型家電製品の同時使用時など

●節電対策になる
必要以上に高いアンペア数で契約していると、基本料金が高くなってしまいます。
実際の生活スタイルに合わせて適切なアンペア数に変更することで、無駄な出費が抑えられます。

★契約アンペア数を変更する方法と注意点
●ウェブまたは電話で手続きをする
電力会社のウェブサイトやカスタマーセンターに連絡

●アンペア数を契約できるのは一年に一度のみ
電気の使用量が少ない春や秋に契約アンペア数を下げて電気料金を節約したいと考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、電気の契約は基本的に年間契約となっており、契約アンペア数は一般的には年に一度です

●古い物件だと使用できる最大電力量が低い場合もある
古い物件では電気の使用に制限があることが多いです

★契約アンペア数の決め方とポイント
使用する家電製品の量で決める
家庭でよく使う家電製品の消費電力をもとに計算します。
家電製品には必ずワット数の記載があるので、確認しましょう。

例えば、2,000Wのエアコンと1,300Wの電子レンジを同時に使うときの必要なアンペア数は、次の式で計算できます。

(2,000W+1,300W)÷100V=33A

つまり、この2つの家電製品を同時に使うには、最低でも40アンペアの契約が必要になります。特に朝や夜など、家電製品をたくさん使う時間帯を考えて、必要なアンペア数を決めましょう。ブレーカーがよく落ちる場合は、アンペア数を増やすことを検討してみてください。

●世帯人数から決める
人数から判断できる推奨アンペア数は以下のとおりです

  • 1人:20A~30A
  • 2人~3人:40A
  • 4人:50A
  • 5人:60A

あくまで目安です。ご家庭の生活スタイルに合わせて調整してください

※まとめ
家で使える電気の量は、契約アンペア数で決まります。契約アンペア数を減らせば電気料金も減らせますが、必要以上にアンペア数を減らしてしまうと、ブレーカーが落ちる場面が増えてしまいます。

中部電力ミライズでは、電気料金・ご契約に関するお問い合わせを受け付けています。
電気料金に関するご質問など問い合わせてみるといいですね。

 

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